顔ジル

ワレン1:勝者たち

(毒ガス資料館付近)

勝者たち
桟橋から宿舎への道の途中に、戦時中の毒ガス製造資料を展示した資料館がある。ここから宿舎までの一帯は、宿舎の残飯や観光客のおやつが貰える事と、水場が多い事から、島中で最も生存環境の良い所である。
それだけにここに生きるのは強い兎だけである。他の縄張りと比べても、明らかに健康で体格も優位にある。弱い個体が紛れ込んで来ると、追い払われてしまうのである。

さくらの下で
これは桟橋に近い桜の木。これを撮った頃は、ここはタン色の兄弟の陣地らしかった。海岸の兎に比べると、二回りくらい大柄で、目だった傷も無い。


蹴りながら寝る
このポーズは、うちのマックスも良くやる。どうも股間は広げておいたほうが楽らしい。


ぐちゃ
ぐっちゃー、っと固まって寝ている。この日は結構暑かったのだが、単に皆で日陰に入った結果なんだろうか。余計暑いような気がしてならない。
ちなみにこの写真では良く見えなくて申し訳ないが、右側の白い子の下にもう一匹黒い子がいるのである。


顔ジル2
こちらで勝手に「顔ジル」と名づけた子。このページのトップの画像も彼である。今回一番目だった個体でもある。これも体格はすこぶるヨロシイ。他の子と違って、人間にはちょっと慎重のようだ。個体による違いは実に興味深い。



なんかくれるのか〜

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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.