「ちょこん」
人参食べて、ちょっと一休み。三つ指ついてご挨拶、なんて訳ではないのであった。
「ジル様なきうさぎのマネ」
ジルが我が家に来て間もなくの画像。コンパクトカメラに安売りネガでは画ソもこんなもんかあ。
「リンゴ食う時ゃわっか付き」
6ピース入りチーズの円形の空箱を与えると、器用に中を抜いて潜り込み、胴に巻いて歩き回っていた。そんな時の一枚。
「わっか制作中」
6ピース入りチーズの空箱のくり貫き作業中。兎も結構器用なもんだ。
「チビジル餌を食べる」
体重500g位の頃。餌箱もまだ充分な大きさだった。
「チビジルすたすた」
来て間も無い頃。私は、兎が跳ねないで犬みたいに歩ける事を初めて知った。
「チビジルおねだり」
人間におやつのおねだり。まだデコが出てていかにも子兎である。でも既に態度はでかかった。
「チビジル身繕い」
耳の掃除中。バランスを崩してよく後ろにひっくり返っていた。
「チビジル布団でうとうと」
人間と布団で寝るのが好きだった。でも暑がりでずっと入ってはいられないから、出たり入ったり忙しかった。
「とびおり」
シマリスのケージの上から飛び降りた所。リスたちは大迷惑である。
「なに見てんだよ〜」
ジル様約一才。レンズを向けると取り敢えず寄ってくる奴であった。この距離で動作するニコンの動体予測も結構優秀だなあ。(これ、レンズに向かって歩いてるんだけど、直後にぶつかるんだな。)
「俺にもくれよお」
ジル様、シマリスの食事をラ魔する。あんまり好きでもないくせに、ひまわりとか南京豆とか人の食料食っちゃうんだな、彼は。
「人参はうまいぜ」
兎の例に漏れず、彼も人参が好きであった。心なしか目が嬉しそうである。
「テロ進行中」
仕事机の横は、侵入防止のためにダンボール等で囲ってあるのだが、彼にとっては格好の破壊対象であった。
「テロ進行中2」
これはモルタル壁を破壊している所。
「のびび〜」
ゴールデンハムスター「ぴーちゃん」のケージの上が好きだった。しかしそこでウンチしたりしてたので、住んでるぴーちゃんはとても迷惑であった。(もちろんそれを片付ける私にも非常に迷惑であった。)
「のびび〜2」
昼寝から覚めて伸びするジル様。犬猫と全く一緒である。
「なんだよ」
座布団の上で悪事の思案中。
「ふろあがり」
風呂に入れられた後、濡れた身体をせっせとなめなめ。とても風呂が嫌いであった。
「ちょっくら失敬」
シマリス用のひまわりの種を失敬してつまみ食い。
「何かないかな」
箱があるとついつい覗いてしまう、いやしんぼ。
「ずぼぼ」
クッキーの空き箱にすっぽり入って動けなくなった奴。
「えへへ」
何か知らないが、機嫌の良い時のジル様はこんな顔であった。
「ダーッシュ」
当たり前だがちゃんとウサギの走り方をしている。
「なにしてんの〜」
人が机で何かしてると、こうやって覗き込もうとする。放っておくと机にジャンプして登り、人の作業に多大な被害を与えるのである。
「前足なめなめ」
阪神大震災直後のもの。右目がパスツレラ風涙目になっているのが分かる。
ジルは死んだが、ジルが教えてくれた動物への公平な目は我々に残る。願わくばもっと多くの人が兎の真タの姿を知り得ん事を。