隠されたワレン

(大久野島神社ふもと付近)

深い薮
宿ノから大久野島神社に行く途中にワレンがあると前に書いたが、これは兎の行動からそう推測するだけで、実際には所在の確認はしていない。分け入るのが遠慮されるような深い薮の中だからである。間違って巣を踏みつぶしてしまっては申し訳ないからだ。
しかしそれだけに、この付近の兎はより自然な振る舞いを見せてくれる。

ふもとで一瞬だけ見かけた、巣立ち直後と思われる個体。300mmレンズで首を覗かせているのを見つけて取り敢えず一枚手持ちで撮影したが、次の瞬間後ろに見える薮に飛び込んで消えてしまった。どうも二匹いたようである。恐らくまだ2〜300gくらいの大きさのようだった。
そのあと一時間位近くで粘ったのだが、二度と出て来てくれなかった。時間があれば一日中待ちたかったが、しかし島を去る時間だったのだ。残念である。

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「発電所跡」

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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.