Facts of

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Edward Hamilton Raccoon


Abstruct
「エド」はアメリカ原産のアライグマである(アジアものではない。)ちなみに男の子である。去年しかぽん家に来たのだが、先住メをモノともせず、今や最強の乱暴者である。流石野生動物である。ラスカルのイメージは微塵も無い。
ちなみにアライグマの被毛は茶色と灰色の種類があるが、彼は灰色である。
About His Naming
彼の正式名称は「Edward Hamilton」である。何故、アライグマが「エドワード」なのか。これも兎同様、名付け親のしかぽん家の宰相であるたにやんに聞いてみよう。

「いいんだよ、それで。」

かんべんして欲しいものである。


エドはぽてちを食いたい

エドはポテチを食いたい


About His Dimension
頭胴長:50cm
肩高 :25cm
体重 :4.5kg

年齢の割りには小さいと言える。幼児期の下痢がたたっているのだろうか。


About His Birthday
1994年3月21日

春分の日である。祝日ではあるが、別に何もめでたくは無いのである。


エド水浴

エド、洗面器でチャパチャパする。


Favorite Things
エドは色々な物が好きである。しかし人間や他の小動物と異なるのは、好きなもの=破壊対象、という事である。彼にとっては粉砕できないものは憎悪の対象となるようだ。
食べ物
全て。彼に食えないものは地球上には存在しない。しかし特にチーズは好きである。
 
その他
壁紙
ボール紙
水の入った容器
齧れる物全て


エド揉み手

エド、階段で木切れを洗う


Caution!
アライグマの見た目は可愛い。特に子供の頃の仕草、甘え方など、実に愛らしいと言えよう。しかし騙されてはいけない。大人になったアライグマは凶暴な猛獣に変貌する。特に雄は発情後豹変する確率が高い。凶暴化した彼等は動物飼育経験の深い人間でなければ手に負えるものではない。実際我々も、前もってそういう事タを知った上で飼い始めたにも関わらず苦労は絶えない。噛まれて出血が止まらず、深夜救急病院の門を叩いた事もあった。噛み傷を縫合しなければならない事もあった。手足に深々と穴を開けられて抗生物質のお世話になるのも毎度の事である。という訳で、私はアライグマを飼う事だけは人には薦められないのである。

がしかし、それでも彼等にはその苦労を越えた所から始まる妙な魅力があるのも事実である。凶暴な行為の連鎖の合間に、一種の知的理解力をかいま見せる事がしばしばある。その時の彼は正に野生の姿をしており、全くもって美しい。残念な事にそういった彼にとって人間は決して味方ではないのだが。
もしあなたが、彼等の野生を理解した上で、それでもどうしてもアライグマを飼いたいのなら...それは良い事である。なんとしても彼/彼女を幸せにしてやって欲しい。ただしアライグマを飼う事であなたが不幸になる可能性が多分にある事だけは忘れないで欲しい。


Warning!
最近、アライグマを扱うペットショップが増えている。シーズンには生後一カ月〜二カ月の赤ん坊を売っている所も多いようだ。しかし気を付けて彼等を観察してみよう。鼻水が出てたり、下痢をしていないだろうか。変な禿げはないだろうか。
残念ながらペットショップに入荷するアライグマはまともなブリーダーに育てられているケースは少ないと言わざるを得ない。大人の彼等は大抵凶暴であり世話が大変である為に、劣悪な飼育環境で繁殖の為だけに飼われている事が多い。何カ月もケージの清掃をしない業者も私の知る範囲では存在する。もちろん餌も水も満足なものを与えられていない。そんな環境で生まれた子供が健康に育つだろうか。そんな子供を買う事はそのような業者の肯定に繋がり、極力避けたい事である。ショップでのチェックはなかなか難しいが、安易な購入は避けたいものである。


エドおねだり

エド、おねだりする



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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Jul 20, 1996