海辺にて 2
- いなくなった奴等
- 島の北側の浜辺。メンバーはがらりと入れ代わっていた。
春に比べて元気そうな子が多かったが、早い話が不健康そうな以前の群れは全滅したわけである。今いる子たちはまあまあ健康そうである。瀬戸内海とはいっても、冬はそれなりに寒いのだが、この体格なら乗り切れるかもしれない。
- 新しい住人
- 海辺に向かって歩いていると、何やら遠くからテコテコ小走りに近付いて来る動物が見えた。最初はなんだか分からなかったのだが、望遠レンズで覗いてみるとなんとニワトリであった。
- 誰かが放したのであろう。宿舎の人も事情は知らない様子だった。困ったもんである。何を考えているのか分からないし、決して理解したくもない。幸い兔に害を与えるような生き物ではないが、数が増えたら又別である。イタチとかネコを放す馬鹿が現れない事を切に祈るばかりである。
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顔ジル再び
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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Nov10, 1997