いきさつとか


1997年9月に初めて訪れた北海道は然別湖。期待は裏切られずナキウサギを見る事はできたのだが、なんか色々考えさせられたのは以前書いた通りである。随分昔から空気と土のキレイな所で暮らしたいと考えてはいたのだけど、この事があって俄然十勝に引っ越す(移住と呼ぶ人も多いようだ)気運が高まった我が家な状態、というのが1997年末のしかぽん一家であった。

自営業と自称しては世の中の社長さん方に申し訳ないくらい、限り無く自由業に近い仕事をしているのをコレ幸いと、関係各方面に手をまわして仕事の都合を付け、更に十勝平野は帯広市のちょっと西にある、芽室町という所で離農した農家跡地を借りられることになったのが1998年3月の終わり。4月の末には動物ともども引っ越してきてしまったのでした。双方の両親にはボロクソ言われるし、仕事先には呆れられるしで、すっかり無謀な夫婦というレッテルを張られてしまったけれど、まあ来てしまえばこっちのモノである。


築70年(増築後30年)という今度の住居


今度の家は少々旧いのではあるけど、期せずして動物を飼うには最適な環境であった。ジャガイモ畑のどまんなかにあり、公道から玄関まで160m、隣の家までは約200m、更に隣の家は丘の向こうで見えもしない。これでアライグマやワラビーを外飼いできるようになった。そのへんの詳しい話はまたアンやエドのページでするです。


家の裏150mくらい先をJR根室本線が通っている。とは言っても1時間に1〜2本、更にスピードメチャ遅なので昼間は耳を澄ませてなければ通過に気付かない。



この新居から然別湖までは50km弱。法定速度を守っても車で1時間かからないのであるから、天気さえ良ければ朝一番で出かけても仕事の始まる時間には戻って来られるのである。これは嬉しい。まあ、そんなこんなで、頻繁に通うことになるはずなので、ちょっとは記録を取っておこうと考えて、こんな「なきうさ日記」なんてページを作ることにしたとゆー訳です。


こんな納屋もあって楽しい。中には何故か馬橇がある。山になってるのは薪であるが、これは大家さんのである。




家の南側には日高山系が望める。十勝平野は霧が多いところで、夕方の山々にかかるガスの眺めは幽玄だ。この写真は芽室岳だったかな?何せ沢山連なってるもんで名前を覚え切れてないのでした。


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Jul 9, 1998