2002年5月5日(月)


長老ウサギのマックス(雄・6才11ヶ月)が、一昨日いきなりメシ箱に顔を突っ込んでグッタリしていた。餌かっこみ過ぎて窒息したかよ、とか思ってケージから出してバスタオルの上に移す。とりあえず呼吸は荒いものの生きている。しかしもがくばかりで立ち上がれない。首が右にねじれている。明らかに赤ん坊の頃一回発病したパスツレラの斜頚が再発したのだった。


しかし見た目の酷さに反して、本人は小松菜やらにんじんやらが顔の前に来ると食べる。呼吸も落ち着いてきて、「こりゃお迎えだな」と89%くらい確信していた私の予想は又はずれてしまった。マックスについては今まで人間の予想があたった試しがない。イヤな奴なのだ、ちっと。


で今日はどうなっているかと言うと、斜頚もほぼ収まってほぼ普通のウサギに見えるようになった。後足がまだふらつくようでジャンプなど出来ないらしく、いかにもヨボヨボのジジイな風情である。食欲もメチャクチャある。糞もピーも正常なので、まだ大丈夫そうである。

とはいえ、この状態で病院に連れて行ったとしてもパスツレラを退治できる訳でもない。抗生物質で進行を遅らせることは出来るだろうが、この年寄りにそれも副作用で死んでしまいそうである。あとは本人のしぶとさ次第であろうか。まあしつこい事に関しては天下一品なのでもうしばらくは生きることだろう。


 


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Apr 22, 2002