2001年5月17日(木)


昨日ちょいとショッキングな発見があった。


最近仕事のメインがMac-OSXとSolarisだったりするので、余ってるWindows2000マシンでBGMがわりにDVDを延々流していたりする。画像の解像度の高さや輪郭の素直さは専用DVDプレーヤーよりもパソコンDVDの方が遥かに良いのは今やこの業界では常識で、100万円超のAYREは見たこと無いので置いといても、SonyのS9000やらPioneerのDV-AX10やらでは全く太刀打ちできないのには同意してくれる人も多いと思う。AX10持ってる身としては腹が立たないでもないのだが、そうなんだから仕方ない。

というように画質ではもうWinDVD+Gloria2+完全ソフトウェアデコードとは比べるのも馬鹿馬鹿しい実力差なので、残る牙城は音なんである。AX10みたいに巨大なトランスと巨大なコンデンサと分厚いシャーシを持つプレーヤー、それをそこそこまともなAVアンプで鳴らしていれば、間違いなくパソコンのヘナチョコなサウンドボードよりも高音質だと誰もが信じて疑わないだろう。私もそうだったのだが、あきれた事にお仕事用マシンのサウンドボード(ちなみにヤマハのチップを使った1万円くらいの安いやつ)からアナログで出力した方が音の分離が良かったのだ。具体的には、例えば群集シーンで皆がざわざわ喋ってるようなシーン。AX10では「ざわざわ」にしか聞こえなかったのが、言葉が判別できるでわないか。(勿論プレーヤー以外はアンプからスピーカーまでおんなじ)


これはもうあんまりなのである。もしかしてAX10がスカ掴まされてる可能性もあるので、うちにある他のDVDプレーヤー2台(一つはカラオケチェンジャー、一つはLDコンパチ機なんだけど)で試してみてもやはり解像度は大差なく、量感とかではAX10の方が良い音がする。むー。これはユユシキ事態なんである。もうちょい色々研究してみる必要がありそうな今日このごろ。


 


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : May 17, 2001