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1999年4月4日(日)


どぱぴゅーん。

二ヶ月もサボってしまいました。お叱りのメールとかも頂いていたのですが、何しろ忙しかったのです。年度末という事でソフトの仕事の締め切りが4つも集中してしまった上、インフルエンザが又見事なタイミングで襲って来たりして、もうグッチャグチャでありました。4月に入ってようやく多少時間ができたので、2月初めに撮影していた写真をアップしつつ、近況など書いてみるです。


2十勝川温泉ちかくの朝焼け。この時手持ちの温度計はマイナス32度を指していた。ここまで来ると寒くない。顔は剣山で刺されたように痛み、手袋は撮影用の薄いもの(とは言っても軍手くらいの厚さのゴアテックス物)では役にたたない。


・お写真について

んなもん2月下旬からは全く撮ってないっす、という訳でもなく、子供とかうちんちの犬とか兎とかはチマチマ撮っておりました。しかしそんなんで現像所に出すフィルム本数ノルマ30本/月が消化できる訳もなく、そろそろ本腰いれて撮影活動しないとまずいぞう、という今日この頃。でも1nの調子悪し。シャッターの感触も悪化。まあ雪の中に何度も落としたからなあ、あはは。


3菅野温泉そばで木の根っこを掘って食べていたエゾシカの子供。しかしこの時期は狩猟期間で、周囲の林道はハンターが撃った鹿を解体した痕で所々真っ赤に染まっている。正気の沙汰ではない。それが証拠に人間も毎年何人か誤射されている。そんな事故の起こる手段が正しい訳はない。


・うちんちの動物について

大体において快調。一回だけ今年来た兎のぴーちゃんが、キャベツの芯を喰って腹を壊したのが唯一のトラブルだが、一晩で回復してしまった。この兎、ずーっと乾き物で育てられていたせいか、人参もホウレンソウも嫌い、キャベツと小松菜はまあ食べ無くもない(が残す)、というジャンクフードな兎である事が判明。


4狩猟時期のエゾシカは警戒心が異様に強い、当たり前の話だが。これも菅野温泉近くの川。橋の上からカメラを構えると、一目散に逃げ去った。


・ふぁみ4について

あ、ふぁみ4というのは今年買った車で、二つ前のモデルのファミリア4WD/GT−Aeの事であります。すっかり内装は取り払われ、後席も取り外され、山道向けチューン真っ最中。何せ十勝では人に迷惑かけずに走れる所が多いので嬉しい。
しかしこの型のファミリアはチューニングパーツが少なくて苦労している。今付いてるのがエアフロコンバーターとブーストコントローラーと4点式シートベルトくらいで、注文中なのが9点式ロールバー(Safty21)・リアストラットタワーバー(クスコ)・車高調サス(FC用あたりを流用/ワンオフ)。エンジンは低回転のトルクが細いのだが、コンピューターは取りあえず使わず(というより使えそうなのが無い)、シリンダーヘッド回りで機械的にチューン予定。カムの変更あたりで行けるかな? でも高回転とバランス取るにはいずれフルコンピューターだなあ、という所。それからクラッチ交換、LSDのオーバーホール。あとは元々2〜4速クロスミッションなのだが、北海道の山道では全体的に低い感じで特に1・2速が低いので、ファイナルギア比も変更だろうか。マフラーも換えたいんだけどワンオフになるし、とりあえず高回転域と馬力は現状で十分なので後回し。エアクリも後回し、というよりバッテリー移設しないと狭くて付きそうにないってのが本当の所。

という予定だったのだが、今日夏タイヤに履き換えて買い物に行ったら、ギアが3速に噛み込んだまま抜けなくなってしまった。4速全開からフルブレーキ、4−3−2とシフトダウンしつつ左下りコーナーでブレーキングドリフト、のはずが3から抜けないもんだから刺さりそうになったです。手元ではシフトレバーはブーラブラのニュートラル、にっちもさっちも行きません。幸いクラッチは切れたので、無理矢理そのまま3速走行でチューン屋さんに直行。実はこのショップうちんちのお隣さんなのであった。来週エンジンばらす為に入庫する予定だったので、丁度良いタイミングと言え無くもないか〜、しくしく。ちゃんとダブルクラッチ使って丁寧にシフトダウンしてるのになあ〜、弱すぎるぞ>BGのミッション


5十勝川河口で流氷に乗ってボーっとするドーブツたち。上はゴマフアザラシの愉快な仲間たち、下はオオワシ。近くまで来てくれなかったので、ブレブレのボケボケ写真しか撮れなかったのでありました。両方とも400mmレンズに2倍テレコン、でも風が強くて三脚ぐーらぐら。あかんわこりゃー、と思って上がりを見たら本当にアカンかった。
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・人間の子供たる和嵩について

まあ人間の子供は医療も充実、情報も豊富で育てるのメッチャ楽、というのが今の所の感想。ワラビーやアライグマ飼育の苦労に比べれば屁でもないっす。これは産み主である所のたにやんも同感らしい。明日は最初のBCG接種である。


7音更町にある、畜産試験場でこの時期毎朝行われる、妊娠馬の散歩。元々デカイ馬であるところに腹まででかくて、迫力だけは十分ある。しかし眠そうで精気はあまり感じられなかったですます。


・仕事について

え、シゴトって何ですかあ?ワタシニホンゴワッカリマセーン。


8十勝三又近くで見つけた、キツネのものと思われるシュカブラ、足跡のレリーフである。これは、足跡で踏み固められた雪だけを残して、回りの粉雪が強風で吹き飛ばされて出来る。珍しくはないのだが、綺麗なものはなかなかないです。本当は鮮明なノウサギのシュカブラも撮ってるんだけど、白過ぎてスキャンできないのでアップはできんでした。

9撮影はこんな感じ。ちなみにこれは某プロカメラマンのKさん。28mmで狙ってるところ。上の写真は24mmで撮影。クロカン板履いてしゃがむのは結構熟練の技だす。脱いだら最後、腰まで雪に埋まるような所だから大変なんである。


・なるたる

アフタヌーンで連載中の漫画。ストーリーは大したこと無いんだけど、主人公の一人+一匹がなかなか可愛いのであった。最近のわが家のヒット。


10十勝三又の廃校になった小学校跡にて。平行になったカバの影がうまいこと揃っていたので撮ったのだが、後から師匠の写真にこんなのがあったなあ、と反省。


・最後にナキウサギについて

通称士幌高原道路の建設が中止になった。おおよそ良い結果になったと思う。ナキウサギの生息環境を守るとかいう話以前に税金を投入すべき対象ではないだろう、あれは。しかし北海道は土木と農業で経済が成り立っている土地なので、正直言って中止になるとは思っていなかった。少々驚いたというのが直後の感想だった。
しかしこれでナキウサギその他の生物の環境が保全されたとは思えない。従来の道路は拡幅の必要があるんだそうだし、景気が回復すれば今度は何が持ち上がるか分かったものではない。業者と役人の団結力は、それはそれはしつこい物なのだから、油断してはならないと思う。


1. EF200mmF1.8L, F16, 絞り優先オート +1
2. EF400mmF2.8L, F11, 絞り優先オート +2 1/3
3,4. EF70-200mmF2.8L, F2.8, 絞り優先オート +1/3
5,6. EF400mmF2.8L+Extender2, F5.6, 絞り優先オート
7. EF400mmF2.8L+Extender1.4, F4, 絞り優先オート
8. SIGMA24mmF2.8, F11, 絞り優先オート +1 1/3
9. SIGMA24mmF2.8, F5.6, 絞り優先オート +1 2/3
10. SIGMA24mmF2.8, F11, 絞り優先オート +1 1/3


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Apr 5, 1999