ラジオ体操

1998年9月7日(月)


久しぶりに湖へ。ガスが結構出ているが風は少ない。日差しも悪くない。しかしナキウサギは全然出てこない。
6時ごろ前掛け君が出てきたのだが、私の姿を目にするなり逃げてしまった。あの呑気者の前掛け君がである。ちょっと変である。大分から夫婦で写真を撮りに来たという人によると、昨日の日曜日は大変な人出だったらしい。彼らは立ち並ぶ人々を見て、「こりゃアカン」と思い引き返したのだそうだ。前掛け君たちに無茶な事をした人間がいたのだろうか。酷い事である。


盲腸糞盲腸糞をしているところ。しかし葉の陰になって良く見えない...何せ20mくらい上のほう、400mmレンズにテレコン二倍、更にトリミングしてこんなもん。未熟ざんす。この画像じゃ分からないけど「うーんっ!」と力んでるのも結構可愛かったですね。



ミソサザイミソサザイが湖面から登ってきた。とても小さい鳥で、体長ほぼ10cm。非常にすばしっこいので、撮影も大変である。私の腕ではなおさらという話もある。


二匹良く見かける面子に、北見ナンバーの灰色のコロナに乗って来るオヤジがいるのだが、こいつが大勘違い野郎で迷惑している。今日もヒマワリの種を沢山用意して来て、岩の上に播いてシマリスに餌付けし始めた。注意しても無駄なので、今日は黙ってコンビニ袋を取り出して奴の目の前でまだ食われていないヒマワリを片づけよう、としたのだが、年輩のライカ使いのカメラマンが先に注意してしまった。しかし返事は当然無い。悪い事をしているという自覚は全くなくて、うるさい奴は無視しておこう、という事なのだろうか。それとも多少は悪いと分かっていても、バツが悪くて黙っているのだろうか。どちらにしても幼稚に過ぎる。
先を越された私は、そのすぐ後ヒマワリの種を無言で片づけ始めた。目の前で掃除をする私にも、そいつは一言も無いどころかあらぬ方向を見ている。今までいろんな屑野郎を見てきたが、こいつは第一級・免許皆伝の屑である。種の入った袋を押しつけようかとも考えたが、こいつだと登山道に捨てかねないと思い直して止めた。そのまま黙って自分の場所に戻るのが奴には一番効くとは思ったのだが、引き上げ際に目が合ってしまってつい「二度とやるなよ!」と捨て台詞してしまった。あああああ、オイラって成長してないなあ、とか悔やみましたね、はい。でも「ボケ!」を追加するのは辛うじて留まったのはちょっと進歩したという事にしておきませう。はあ。


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Sep 10, 1998