1998年8月7日(金)


今日も雨である。いい加減にしてもらいたいものである。


うちんちの回りのジャガイモ畑、そろそろ早い株は収穫が始まっている。収穫する機械ってのは巨大な糸巻き車みたいな奴で、これをトラクターで牽引しながら掘っていくんだそうだが、小回りが利かないので畑の角っこや隅っこはどうしても手作業になるらしい。で、そういう所のは好きなだけ掘って持ってけ、と言われている。結構美味しい芋なので嬉しいのではあるけど、しかし一家二人で食べられる量には限界もある訳で。うーん。


うちんちの奥さんがF5と純正300mmに買い換えるって話を昨日書いたんだけど、東京の某老舗カメラ店に問い合わせたら両方とも在庫が無いと言われた。まあ悪は滅びるっつーんですか。
でも、こっちのカメラ屋だとボディだけでも、一番安い所でもその東京の老舗より7万円も高いんだよね。(ちなみに定価32.5万円のところ、28.5万円対21.5万円。)高い店だと30万円とか一割も引いてない値段で平気で売ってる。他にも定価7万円くらいの三脚でも1万円以上売値が違う。そんなん、誰だって新品は通販で買うに決まってんじゃない。

帯広近辺って、カメラに限らずそういう商売が多い。この通信の時代に、そんな経済原則を無視した商習慣をそのままにしておいて、やれアーケードを改装するだの駅前を再開発するだのテナントに補助を出すだのピント外れな事ばかりやっていて、それが「十勝の活性化に繋がれば」とか寝言言ってるんだから、十勝の不景気はまだまだ続くのは確実でありましょう。ここいらへんで活気がある小売りなんて、ホームセンターという名前のディスカウントショップくらいのもの。
然別のナキウサギのガレ場下を貫通する予定の、高原道路にしてもそう。結局地元と地元の業者に他に十分な仕事があれば、あんなもん全く作る必要なんてない。でも自分たちで仕事を創出できないもんだから、時代遅れのプロジェクトにしがみつく他なくて、自然保護団体を邪魔者として憎んでいる。憎む相手はもっと別のものだって何故分からないのだろう。あ、分かる位だったらとっくに自分で仕事作って食えてるか。それじゃ仕方ないかね〜。


Goto Shikapon Home Page

鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Aug 7, 1998