1998年8月4日(火)


あんぽこ解剖の途中所見が来た。脊髄についてはまだ日数を要するらしい。


直接の死因は結局良く分からないらしいが、大動脈と肺動脈壁に大量の石灰沈着があったらしい。骨格筋にも石灰化・肥大等の変性が見られ、子牛の白筋症に似ているとのこと。どうやら栄養管理に問題があった可能性があり、餌について検討を要する、という途中結果だった。うーん。


あんぽこの餌は、兎用ペレットと牧草を中心に、野菜(小松菜・ホウレンソウ・人参キャベツ等)を与えており、北海道に移ってからはあたりに生えているオオバコを追加していた。白筋症(「様」付きだが)といえばセレン不足が疑わしいけど、ペレットには大豆や穀類が含まれているので大丈夫な気もする..と思って兎ペレットの成分表を見たら、コバルトや亜鉛は含まれているがセレンの記載は無かった。大豆が脱脂だとセレンって抜けるのだろうか。あと兎用だとカルシウムも多すぎるのかもしれない。


まだ結論を出すには早すぎるのだけど、もしセレンに限らず栄養の問題だとすると、他の家庭で飼育されているワラビーも、知っている限りでは大差無い給餌内容であり、ちょっと危ないのかもしれない。もう少し調べてみる必要があるようだ。とは言ってもおいら専門は原子核だからそれより大きいものは苦手だし〜、やっぱり病院の先生に頑張ってもらわないといけませんです。


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Aug 4, 1998