あんぽこの闘病のおかげで先月あまり仕事できなかったツケが回ってきて、今日は仕事でおこもりした。NeXTで昔作ったObjective-CのアプリをDelphiでWindowsNTに移植するという、頭は使わないが体力は死ぬほど使うという作業である。苦手である。やっぱりアプリは新規作成に限るよね（おいおい）。Delphi自体はパソコンの開発系としては結構優秀だけど、プラットホームのNTがタコなんでちっとも捗らない。
Delphiと言えば、オブジェクト指向って事になっていて、まあ確かにその通りなんだけど、なんかＣ＋＋をPascalにしただけで、本当の意味ではメッセージパッシング実現出来てないんで、ストレス溜まります。やはりSmalltalkやObjective-Cのような、メッセージ送信先の型なんて一切フリーなのが便利だと思う。だいたい、virtualとかoverrideとかいう指定をしなきゃいけないあたりで言語の設計者には矛盾を感じて欲しいものであるとか思う。そんなの要らないって。あと用意されてるコンポーネント。特にView系。自分で自分を再描画するのにメソッド切らなきゃいかんって何。仮想クラスがあるにも関わらず、その実装クラスは仮想クラスの子クラスじゃない奴とか。まあWinAPIの制限もあるからある程度仕方なくて、全部が全部Delphiのせいじゃないのは良く分かるんだけどね。まあようやく文句言いながらも仕事で使え無くもない処理系が出てきたって事では大変素晴らしい事ではあります＞デルファイ。
でも、コンポーネントのインスペクタは良いね。NeXTだと、インスペクタのGUIをクラス毎にインターフェースビルダーで作らなきゃいけなかったから、これは劇的に楽。コンポ作るのも遥かに簡単。簡単故に逆に操作性やインタフェースを社内で統一するのが大変だけど。なんか仕様書は増えてるような気がする。
こんな事書いてるから、「世界で一番マイクロソフトに怒れる男」とか仕事先の人に言われちゃうんだろうなあ。あっはっは。
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