1998年10月25日(日)


今週は東京某所に出張していた。当初は土曜日までかかる予定だったのだが、金曜の朝に芽室の家から電話が掛かってきて、破水したから今日明日生まれる(人間の子供がだ)との事。予定より一週間以上早い。という訳で急遽予定を変更して金曜日の最終便で芽室に帰った。いつもならガラガラの飛行機はその日に限って何故か満杯で、予約変更はタッチの差でセーフだった。


夜8時ちょっと前に芽室の町立病院に到着。夜間入り口とかいう所があったのでそこから入るも、誰からも誰何されない。防犯という考えは全く無いようだ。


既に陣痛は2分間隔くらいになっていて、その日のうちに生まれてしまった。えらい早いお産でなんだか拍子抜けであったが、まあ産む方にとっては楽な方が良いに決まってる。もっとも進行が早すぎて輸血一歩手前まで出血したので盛大に縫合されていたようだ。やはり人間のお産は楽じゃない。


お産の楽さといえば、今まで見てきた動物の出産で、一番楽そうだったのはやはりモルモットだろうか。犬や猫も気楽に産むが、モルモットは大人をそのまま縮小した姿で出てきて、いきなり固いペレットを食べたりする。うちで育った子なんて一切親から授乳されてないが元気に育った。うらやましいのである。


人間はそういう訳にはいかないので、これから益々忙しくなるのだろう。でもまあそこはそれ。子供が産まれようが何しようが、動物は見たり撮ったりしに出かけるのだ。え、仕事?あうあう〜


タイトルの写真は、生まれた翌朝の日の出。怠慢にも自宅の二階から窓開けて撮影。300mmF4に二倍テレコン。なんか湯気が立ってるような太陽であった。これもそれなりに記念写真になるであろうか。


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鹿川 伊知郎(Ichiro Shikagawa <shikapon@jiru.com>)
Julius Guilbert Trading Co.
Memuro, Hokkaido, JAPAN
Last Modified : Oct 29, 1998